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金井岩雄氏証言

昭和24年7月5日午後6時半過ぎ、五反野の轢断現場近くで下山氏によく似た紳士が、かがんで草をいじっているのが目撃されています。この目撃証言は、後に下山氏の衣服のポケットの中からカラス麦が発見された事実と整合しており、五反野を徘徊していた紳士が下山氏本人であった可能性を示唆するものでした。衣服のポケットを注意深く調べ、重要な証拠となるカラス麦を発見したのが、当時警視庁捜査一課の刑事だった金井岩雄氏です。金井氏は長年刑事として第一線でご活躍され、下山事件のみならず数々の重大事件の捜査に従事してきました。多くの書籍や新聞・雑誌記事等でその幅広いご活躍ぶりを知ることができます。本サイト管理人は、下山事件に関する金井氏の貴重な経験を拝聴する機会を、幸運にも得ることができました。金井氏に承諾をいただき、以下にその内容を文字起こししたものを公開します。金井岩雄氏のご厚意に心より感謝いたします。

注釈

「下山白書」流出については、関口由三氏の『真実を追う 下山事件捜査官の記録』(サンケイ新聞社)や、佐々木嘉信氏の『刑事一代 平塚八兵衛の昭和事件史』(新潮文庫)に、より詳しい記述があります。警視庁幹部が白書を非公式にリークしたという事実は、自殺断定発表がなんらかの圧力によって不可能になったという説を暗に裏付けているように当サイト管理人には思われます。

関連項目・サイト

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