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東鉄局長時代の暴行事件

昭和21年8月、東京鉄道局局長だった下山氏は、列車の給水装置の不備などを理由に激怒した台湾引揚げ者に局長室に怒鳴り込まれ、電話機を壊されたり暴行を受けたりしています。このときに急所を蹴られ大怪我をしたというような情報もありますが(Wikipediaの「下山定則」によると週刊新潮2007年3月8日号か。管理人未読)、実際は急所を蹴られたような振りをして倒れこんだため暴徒が去っていった、というのが本当のところのようです。休みも取らずに翌日から出勤していますし、「よくあのような場面で咄嗟の判断ができた」と下山氏自ら笑って話していたとのことです(『下山総裁の追憶』p287-288、299)。なお、もしこのときに本当に急所に大怪我をしていたとしても、司法解剖の際には古傷と新しい傷は容易に区別できるものと思われます。

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